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HOME > トピックス >ベビースケールは、赤ちゃんの必須アイテム
ベビースケールって要るの?必要?とお考えでしょうか。
体重は、赤ちゃんの成長を数字で確認し記録に残せます。
母乳でお育ての方が増えて、ベビースケールをレンタルでお使いになる方が増えています。育児ミルクですと、飲んでいる量が見えるのですが、母乳はそうはいきません。量が足りなくても、また飲む量が少なくても、お母様には確実なところが分かりません。
赤ちゃんは乳首を吸うことで満足したり、疲れたりして、寝てしまうことがあります。十分に母乳を飲んだのではと誤解されることになりかねません。
特にご注目頂きたいのは、赤ちゃんが授乳一回当たり飲む母乳量は、50ccに満たない量からどんどん増えて、生後4、5カ月には200ccを超えるまでになるということです。生まれてすぐは足りていた母乳の量が、赤ちゃんの成長に追い付かなくなることもあるということです。
乳児の一日当たりに期待される体重増加目安は、月齢によって以下のように変化します。*1
母子手帳(リンク先:子ども家庭庁母子健康手帳の様式pdf 該当は男の子44ページ、女の子46ページです。)などに載っている物は簡略化されて3パーセンタイルと97パーセンタイルで構成されていますが、
体重の発達曲線(p3ご参照。子ども家庭庁 令和5年乳幼児身体発育調査へのリンクです。)は、7つのパーセンタイル曲線(3,10,25,50,75,90,97パーセンタイル)があります。比較的短期間でパーセンタイル曲線を2つ以上横切る体重不良の場合は、医療機関の受診が勧められています。
明らかな異常がないにもかかわらずゆっくり体重が増える児も存在します。
ゆっくり体重が増える児と体重増加不良児の相違
| ゆっくり体重が増える児 | 体重増加不良 |
|---|---|
| 覚醒して活気がある | 反応が乏しい、啼泣 |
| 筋緊張良好 | 筋緊張不良 |
| ツルゴール低下なし | ツルゴール低下 |
| 少なくとも1日に6回の排尿 | おむつはあまり濡れない |
| 薄くさらさらした尿 | ”濃い”尿 |
| 便は頻回で細かい粒がある | 便の回数・量が少ない |
| 1日に8回以上の授乳回数 | 8回以下の授乳回数 |
| 授乳時間は15~20分 | 授乳時間は短い |
| 射乳反射が良好に出現 | 射乳反射がうまく出現しない |
| 体重増加は着実にあるがゆっくり | 体重は安定して増加せず減ることもある |
参考に育児用の粉ミルクに記載されている1回の調乳量を書いた部分の画像を添付します。
山口県防府市のくらしげ小児科さんのホームページに、わかりやすい数値が出ていたのでご参考に引用します。
離乳食が始まるまでの赤ちゃんのミルク哺乳量
1回の哺乳量の目安は赤ちゃんの体重1kg当たり約20mlです
1日のミルク哺乳量は赤ちゃんの体重1kg当たり約100ml~200mlです。 平均では1kg当たり約150mlです。
例:4kgの赤ちゃんなら1回80ml、1日で600ml。
7kgなら1回140ml、1日で1,050ml。
WHOとユニセフが、母乳だけで育つ児の体重増加について数値を出しています。
WHO/unicef:
生後6ヵ月までは1週間に100-200g *1 乳幼児身体発育評価マニュアル p24 表4-2
赤ちゃんの発育を数字で確認できるのは、体重だけです。
身長を計ることは、お勧めできません 。*3
やり方を熟知しない場合は、なるべくなら身長は計らない方がいいようです。
赤ちゃんの足を揃えて伸ばすのが、股関節に無理がかかり、あまりよくないらしいのです。
体重については、こまめに計ることをされなくなっても、1週間に一度程度は体重のご確認をされてはいかがでしょうか。
*1 乳幼児身体発育評価マニュアル令和3年3月改訂 p24 表4-2 母乳だけで育つ児の体重増加の目安として参考となる数値
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e7a08cd3-1800-4aa1-9995-c7ef3a45ff13/7b70fb56/20230401_policies_boshihoken_hatsuiku_01.pdf
この「乳幼児身体発育評価マニュアル」は、厚生労働省の試験研究機関の国立保健医療科学院が、保健、医療、福祉に関係する職員などの教育訓練のために作成しているものです。現在はこども家庭庁から発行されています。保健所や病院の指導の際の参考にされているとのことです、
*2 乳児幼児身体発達曲線(パーセンタイル曲線)には、2023年(令和5年)調査に基づくものと、2000年(平成12年)調査に基づくものと、2010年(平成22年)調査に基づくものとがあります。
全国にわたる大規模な乳幼児身体発育調査が10年に一度行われています。2020年に最新の調査が発表される予定でしたが、新型コロナ感染症の影響で、2021年9月に調査が延期されました。(沖縄県webサイト乳幼児身体発育調査:調査の概要 資料6-1(3)乳幼児身体発育調査の実施について)。
その後2021年10月末に予定されていた発表が無いままとなっていましたので、担当の厚生労働省子ども家庭局母子保健課に問い合わせましたところ、2022年1月現在コロナウィルスの影響で、本来10年に一度の調査は、まだ行われていないとのことでした。その後2023年令和5年に調査が行われました。
発育の評価、医学的診断については、2000年の調査を用いることとされていました。(2012年3月22日 厚生労働省第3回乳幼児身体発育調査企画・評価研究会議事録 9番目の発言:田中敏章参考人ご参照)
母子健康手帳の様式「省令様式(令和2年(2020年)10月1日施行)」p42記載の乳児身体発育曲線は、平成22年(2010年)の調査結果に基づいていました。
母子健康手帳に関する検討会報告書平成23年(2011年)11月4日(2.2)乳幼児身体発達曲線) により、2010年の調査を使うことにしたようです。
2023年(令和5年)4月1日に発足したこども家庭庁の母子健康手帳の様式「府令様式(令和8年4月1日施行)」p44・p46記載の乳児身体発育曲線は、2023年(令和5年)の調査結果に基づいています。
国立保健医療科学院発行の乳幼児身体発育 評価マニュアル 令和2年(2020年)10月改訂p26
でも平成12年(2000年)の調査結果が使われていました。p5ページの「はじめに」をご参照下さい。
*3 股関節脱臼が危惧されています。愛知小児保健医療総合センター整形外科によると、日本は 1970 年以前、股関節脱臼多発国として知ら れておりましたが、出生後の股関節脱臼予防活動が徹底されるようになり、発生率が減少しましたが、最近徐々に股関節脱臼の発生率がまた増えてきてい る印象があります。とのことです。
ベビースケールは、退院してすぐに欲しい商品です。レンタルのお申込みは早めにして下さい。
退院してすぐは、計る機会も多いと思います。すこやかにお育ちの場合は、すぐに用が無くなるかもしれません。前述のように順調と思われても、母乳が足りなくなることもありますので、1週間に1度ぐらい継続的に計測されることをお勧めします。
一番高いベビースケールのBD815のレンタル料金は、1ヵ月4,900円で、2ヶ月7,400円。その差は2,500円です。下の画像がベビースケールBD-815です。

デジタルスケールBB-105nometaのレンタル料金は、1ヵ月は4,100円で、2カ月は4,700円です。
その差は600円です。1ヵ月目に比べて安くなっていますので、2カ月とか3ヵ月とかの期間のご利用をお勧めします。
下の画像がベビースケールBB-105です。
左上の画像:授乳後母乳を62g飲んだと表示されています。
ベビースケールは、最初はよく計ったけど、この頃計ってない。もう少し短くても良かったといわれることもある商品です。ベビースケールは、すこやかにお育ちの場合は無駄な商品ですが、無いと不安、あれば、あまり使わないという商品特性があるのかもしれません。
繰り返しになりますが、赤ちゃんの発育を数字で確認できるのは体重だけです。少し長めのレンタルご利用期間にされて、安心して育児をしていただきたいと思います。
目安となる体重
最新のこども家庭庁「乳幼児身体発育調査(令和5年)によると
男子の中央値は出生時3.06kg、30日4.15kg、1~2ヵ月4.80kg、2~3ヵ月5.80kg、3~4ヵ月6.55kg
女子の中央値は出生時2.95kg、30日3.91kg、1~2ヵ月4.44kg、2~3ヵ月5.33kg、3~4ヵ月6.06kg
よく言われる赤ちゃんの体重の目安としては
生後一か月で4kg 1日30g前後増える。
2ヵ月で5kg、3から4ヵ月で6kg(出生体重の2倍)
1ヶ月検診で700~1kg増えているのが目安
と言われます。体重は増える時期と、あまり増えない時期が短い間に繰り返されます。一日一日で心配する必要はありません。しかし、新生児は、3,4か月で出生体重の2倍になるという、急激に体重の増える時期ですので、1週間とか2週間とかの単位では、体重を見ていく必要があるようです。
注 こども家庭庁「乳幼児身体発育調査(令和5年 2023年)
10年に1度大規模な調査をしています。
母子手帳をはじめ身長や体重などの目安となる数字の元となっている調査です。
令和2年(2020年)が最新となるはずでしたが、コロナウイルス感染症の為1年調査が遅れています。予定では令和3年(2021年)9月に新たな調査が行われることとなる予定でした。
その後2023年に調査が行われました。