米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、2018年3月23日に赤ちゃん用バウンサーシートの新基準が発効すると発表しました。
以下がリリースされた内容です。
(便宜のために弊社にて翻訳したものですので、CPSCの原文をご確認ください。)
米国消費者製品安全委員会(CPSC)3月23日発表。
幼児用バウンサーの安全性を改善する新しい連邦基準が発効 2018年3月23日発表
ワシントン、D.C. - ベビー用バウンサーをより安全にするための新しい連邦基準が発効しました。 米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、乳幼児の死亡や怪我を防ぐための安全基準を承認しました。 新しい強制基準は、2018年3月19日以降に製造または輸入された幼児用バウンサーシートすべてに適用されます。
すべてのベビーバウンサーは、警告の可視性を向上するために、落下の危険警告表示ラベルを、赤ちゃんの頭と肩の近くのベビーバウンサーのシートの前面部に明示します。
また新基準は、よくある赤ちゃんがベビーバウンサーで寝てしまったときも、ママやパパ及び介護者に、シートベルトを使用するよう指示しています。
警告ラベルには、次の文を含める必要があります。
2006年1月1日から2016年7月6日まで、ベビーバウンサーに関わる347件の事故がCPSCに報告されました。
これには、12の死亡事故と54件の傷害が含まれています。
報告された死亡事故の主な原因は、窒息です。
拘束されていない赤ちゃんがバウンサーの中でひっくり返った場合や、大人のベッドの上や子供用ベッドの中に置かれたときに、柔らかい表面(マットレスや掛け布団など)にバウンサーがひっくり返った場合です。
その他の主な事故原因は、床ではない不適切な場所にバウンサーが置かれていたことです。
幼児がキッチンカウンターやテーブルやその他の高い危険な場所に置かれたバウンサーごと、またはバウンサーから落ちることです。 。
幼児用バウンサーを使用する場合、CPSCはママとパパと介護者に以下のことを推奨します:
Bouncer Bliss
Age and weight From birth to approx. two years (min. 8 lbs/3.5 kg, max.
29 lbs/13 kg).
Bouncer (max 20 lbs/9 kg) Always use the restraint system. Make sure that
both buttons are locked. You can adjust between two positions.
Stop using the product as a bouncer once your child can sit up without
help. Chair (max 29 lbs/13 kg) Use as chair when your child can walk and
sit on his or her own. In order to convert the product into a chair, all
you have to do is turn the fabric around.
9キロまでは股ベルトと腰ベルトを使ってバウンサーとして使用できます。
9キロを超えて13キロまではチェアーとしてお使いいただけます。
シートをひっくり返して股ベルトと腰ベルトの無いチェアーに変更して使用してください。
商品の説明
2歳まで使える
バウンサーバランスソフトは、2歳までバウンサーとチェアの両方に使用することができます。生まれた日からお座りをできるようになるまで、バウンサーとして使用できます。お子様が歩けるようになってひとりで座れるようになったら、布地を裏返して快適なチェアとして使用できます。
商品スペック
対象月齢 生後1ヶ月~2才くらい(体重の目安:最下段~7kg、中段~10kg、最上段~13kg)
CPSCのInfant Bouncer Seatsの新基準に関するリリース掲載サイトはこちらです。
*新基準は2017年に改訂された自主基準のASTM F2167 - 17を基に作られているとのことです。
2017年8月付の資料によると、アメリカで幼児用バウンサーは、23社が供給しており、そのうち訳は、国内製造業者8社、国内輸入業者8社、残りの7社は外国企業で、製造業者4社、輸入業者2社、小売店1社とのことです。
日本では、2012年に製品安全協会(SGマーク)がアメリカの旧自主基準ASTM F2167-05b(2005年制定)などを参考に「乳幼児用揺動シート」の自主基準を制定しています。